AIRFLO
過去70年間にわたり、フライラインのほとんどは PVC製でした。本来はとても硬い樹脂なので、釣りの実用品にするためには柔軟性を高める「可塑剤」の添加が必要になります。しかし可塑剤は PVC ラインのなかに永遠に留まり続けるわけではありません。製造された瞬間から劣化が始まり、可塑剤を環境に放出して人類や環境を汚染します。可塑剤を放出した PVC ラインは割れやすくなり、切れたりもします。さらに怖いことも起きます。PVC は、健康に甚大な被害をもたらす毒素ダイオキシンを出すことがわかっているのです。つまり、PVC ラインを安全にリサイクルすることなど不可能。それらの理由で、エアフロは決して PVCをライン素材として使いませんでした。その替わりに選択したのが、劣化しにくく安定したポリウレタン。可塑剤を必要とせず、PVCを上回る耐久性を持ち、最終的にはリサイクルが可能な素材です。
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