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商品詳細

【書籍】"The Dry Fly"(日本語版)

販売価格: 11,000円(税込)
【書籍】"The Dry Fly"(日本語版)

海外の名著、ゲーリー・ラフォンテーンの"The Dry Fly"の日本語版です。

釣り関連の雑誌・書籍を出版する(株)つり人社の専門誌『フライフィッシャー』が企画するプロジェクトによって出版されました。
スパークルピューパなどで知られるゲーリー・ラフォンテーンによる『The Dry Fly』を東知憲さんが読みやすく翻訳します。300ページのなかに仮説と実証、提案や名言が詰め込まれたまさに名著です。

【目次】

Preface
Acknowledgements
1. Why Flies Fail 釣れないフライの理由
2. Why Anglers Flail アングラーが失敗するわけ
3. A State of Mind 気持ちの問題
4. The Empiricist in Us All 心中に住む経験主義者
5. The Generalist Be Damned ジェネラリストたちの限界
6. Imitation Thorough a Fun Glass フシギ鏡とフライの見え方
7. A Grasshopper Study バッタの研究
8. Large Trout with Finesse 大型マスを繊細に釣る
9. Unnatural Acts 不自然な行為
10. A theory of Attraction 誘惑の理論
Appendices
Flies (with comments)
Observing Trout
Comments
Sources for Materials and Accessories
Postscript

向上心溢れる人たちを読者に据え、考え方の変更をグイグイ迫ってくる大教典。

「『ザ・ドライフライ』は、アトラクター的アプローチとイミテーション的アプローチを、フライフィッシャー「道」における陰と陽に位置づけています。それらはお互いに拒絶しあうものではなく、理念と実践の双方において補い合う関係というのは斬新な見方。マスは「あっアトラクター流してきたな、オレを馬鹿にしやがって」とは思いません。「イミテーションだな、オレが期待してるのとはちょっと違うけど食べてみよう」とも思いません。フライを口にするマスは、つねに納得しています。そんなマスの頭の中を「なぜ」のアプローチで探り、見つけた太い部材で組み立てた建物が『ザ・ドライフライ』。その本は愛娘のヘザー・ラフォンテーン・エリソンさんに捧げられていますが、彼女はデイヴ・フィットロックの影響を受けたヘアボディー・フライ「モホーク」の考案者として有名です。そのヘザーさんと連絡が取れるようになったのは、インターネットのおかげ。彼女は、ちょうど20年に亡くなった父君の書き物の著作権者ですが、この本を翻訳することに快く同意してくれました。
 『ザ・ドライフライ』は釣りの格言集でもあって、ハイカロリーな物言いが連射されます。この本は、「やれやれ、きょうも一日疲れたなあ、気分転換にフライの本でも読もう」という人たちをターゲットとしてはいません。明日の自分は今日よりも釣りがうまくなっていたい、という向上心に溢れる人たちに考え方の変更を迫る、ぶ厚いテキストブックであり、大教典です。彼が逝去した年齢と同じ56歳の私がこのプロジェクトに関われることの奇遇を、いま心から噛みしめているところです。なにとぞご支援をよろしくお願いいたします。」東知憲

■サイズ:天地297mm×左右210mm
■ページ数:320ページ